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やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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運動会で赤組になると何故かテンション上がるよね。


勤務中にふと思いついたネタです。

万斉の自分妄想設定と、似蔵さんのキャラ模索の試作品みたいなネタ。

特に、萌え要素はありません。




江戸から少し離れた山里。
古びた宿が並ぶ小さな温泉街。静かな山里は保養地として一部の富裕層に別荘地として贔屓にされている。
とかく人目を忍びたがる人種に、と言っても差し支えは無い。
そして、そんな人種を敢えて狙う存在もある。

カサ。カサ。カサ。
秋晴れが乾いた風を吹かせていた。

平日の昼過ぎ。人影の無い落ち葉で敷き詰められた里道を、長身の男が二人。
河上万斉と岡田似蔵。
人斬りと呼ばれる生業を成す二人は、たった今、仕事を終えたところだった。

里の中にある一軒屋を背に、二人の足は特に急ぐ事も無く、立ち去ってゆく。

山道を下り始めた頃、一人がポツリと言葉を漏らした。
「見事な紅葉でござるなぁ」
色の濃いレンズを嵌め込んだサングラスに山の景色を写し、まるで観光気分のような万斉の台詞に、隣を歩く男が苦笑いを見せる。
「目に栄える赤い色は、まるで山が燃えているようでござる」
「そうかい。俺には、植物が朽ちて腐敗してゆくに匂いしかしないんでねぇ。そんな赤い色なんて想像出来んよ」
閉じた瞼のまま周りを見渡すように顔を向け、似蔵は一息鼻をスンと鳴らす。
その様子を見て、今度は万斉が苦笑いを見せた。

山の木々が色付き、赤い色の葉が風に揺れ、燃えてる様だった。
風が吹くたびに、枯葉が揺れる乾いた音も、火種の燻る音にも似ていた。

「同じ赤でも、血の色とは違うでござるよ」
「今し方斬った奴等の血は、そんな綺麗なモンじゃないだろうに」
「善人だろうと悪人だろうと、血の色は同じでござろう。ああ、天人がどうかは知らぬ故、今度春雨の奴等に会うた時にでも聞いてみるか」
「そうだねぇ、俺にも想像できる色だと面白いがね。その天人の血ってモンを」
似蔵が皮肉を込めた薄い笑いと共に、また一息スンと鼻を鳴らした。
隣を歩く同業者は、果たして何色の血なのか。自慢の鼻でも分からなかった。
「色よりも、中身の方が気になるがねぇ…」
「何の事でござるか?」
「いや…、こっちの話さね」

まるで暢気な世間話のような口調で、殺伐と血生臭い会話をしながら二人は山道を下りて行く。
それから暫くして少し広めの通りに近づいた所で、二人は歩みを止め、近くにあった立木に身を寄せた。


ピッ。

自然の中にあって不釣合いな機会の電子音が響く。
「任務完了。迎えを頼む」

ピッ。
事務的な会話の後、万斉が携帯電話を懐に仕舞う。

1255696121149957.png

「さて、迎えが来るまでゆるりと紅葉狩りでも致そうか」
「好きにすりゃいいさね。俺は休ませてもらうよ」
「つれないでござるなぁ似蔵殿は」
似蔵は立木の袂で腰を下ろし寄り掛かると、そのまま身を丸めて休む体制に入ってしまった。
その姿を見て興を削がれたのか、万斉も同じように隣で腰を下ろした。

<つづく>

長くなりそうなんで、後半に分けました。
万斉の匂いと血の色の話を、似蔵さん視点で。

↑の画は手書きブログからサルベージ。
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| 銀魂(文) | 22:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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