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やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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夜明けに出会う猫は縁起が良い。

・・・そんな迷信はありません念為。

何か、似蔵さんと山崎の話が書きたくなったんで、何の前説も無く投下。

馴れ初め編も合わせて、いつもの自分妄想設定もおいおい書いてゆきたい所存。

キャラ名は出てきませんが、似蔵さんと山崎の話です。

また例の如く、萌え要素は低いと思われ。




『夜明けに出会う猫は縁起が良い。』


季節外れの台風が過ぎ去った朝。
鳥の囀りで、男は目が覚めた。
暦とは少し外れた季節に、長年馴染んだ身体は少し違和感が残る。
音の無い朝。雨も止み、風も無いようだと思い、身を起こし部屋を出た。

軽く身形を整え、目を覆うように撒かれた包帯を巻き直す。

ガラリ。

縁側に出て雨戸を開ければ、冷たい風が入り込んできた。山から吹き降ろす冷やされた風が、ああ、どこかで雪が降ったな、と、感じる。
雨戸を開け放つと、開放感が肌に伝わる。
冷たい空気の流れに、まだ日は昇っていないらしいと察する。

そのまま縁側に腰を下ろし、日の出を待つ。
朝焼けに照らされてゆく空の色を、見ることは出来なくともそこで待つのは。

「今朝は冷えるねぇ。もう秋は終わりかい?」
独り言のように呟く。その言葉に返事が返ってくることを知りつつも。

「まだ11月ですよ。秋はこれからです」
ふわり、と。
気配が屋根から降ってくる。軽い身のこなしで地面に降り立つ音を聞き、待ち人が来た事に口元を少し綻ばせる。
見えない視線の先に、一人の青年が立っている。
彼はその青年を『猫』と呼んでいた。
本当の名は知らない、自身も彼に名を名乗ってはいない。
それでも何故か、会話は成り立っている。

「おはよう」
「おはようございます」
「今朝は遅いねぇ。それとも『早い』のかい?」
「生憎『遅い』方です。これから家に帰ります」
「寒いのにご苦労だったねぇ」
「いえ、仕事ですから」

親しげに離す二人。
歳の離れた二人の会話は実に穏やかだった。
『猫』は男に近づくと、同じように縁側に腰を下ろした。吐く息は落ち着いている。特に急ぎの帰路ではないようだと男は察した。

fimg_1257472363.png


「夕べは大丈夫でしたか?」
「何がだい?」
「台風。けっこう風が強かったでしょ?。何か飛んできて危なく無かったですか?」
「いや、特に何も無かったよ。それよりも、季節外れの強い風に耳がイカレそうだったさ」
「それは難儀でしたねー。俺も、ずっと外に出れなくて動けませんでしたよ」
「そうかい。それで?、仕事は上手く行ったのかい?」
「まあ、それなりに。そうそうドジばっかりしてませんよ俺」

『猫』がどんな生業なのか、男は知らない。知らなくともおよそ真っ当な仕事ではないと、二人が出会った馴れ初めを思い出しその顔は知らず知らずに苦笑いを浮かべる。
お互いに名前さえ知らないが、こうして隣に寄り添う気配が嫌ではなかった。
故に、二人は気まぐれな逢瀬を繰り返してた。

「そろそろ、日が昇るねぇ」
「はい。今日は良い天気になりますよ」
「そおかい。それじゃ今日はちと遠出でもしてみようかねぇ」
「ソレがいいですね。でも俺は寝ます・・・、貫徹三日は流石にキビシイ・・・」
盛大なため息と共に『猫』が大きく項垂れる気配。
目には見えないその仕草が、可愛いと思える。
男は手を伸ばすと、項垂れている頭を撫でた。まるで猫のように。
「そりゃぁご苦労だったねぇ。早く帰ってお休み」
撫で撫でと、少し癖のある黒髪を撫でる。
「・・・はい」
撫でている『猫』の鼓動が少し大きくなる。
目の見えない変わりに、自身の耳は相手の表情を音で拾ってくれる。便利な身体になった物だと我ながら思う。

手を乗せていた頭が少し動いた事を切欠に、手を引くと『猫』は立ち上がった。
「それじゃ、もう行きますね」
「ああ、おやすみなさい」
「おやすみなさい。また・・・」

ふわり、と。
来た時と同じように、軽い気配は突然消えた。
足音が遠ざかる。その方向を見えない視線で見れば、日の光が肌に射す。

「はて・・・。犬は人に就く、猫は家に憑くって言うが。あの子は犬っぽい猫だねぇ」

手で顎をかきながら、微笑みながら男は呟いた。

「また・・・、ねぇ」

さて、次は何時やって来るだろう?。
そんな、ささやかな楽しみ。
「今日は気分が良いねぇ」

<おわり>


仕事(密偵)帰りに、似蔵さんの隠れ家に寄って帰る山崎の話、です。
二人はお互いの素性は知りません。
密偵中にドジって敵に追われていたとこをろ似蔵さんが匿ったのが馴れ初めです。
紅桜編以降、動乱編直前の時期とでも言いましょうか?。

この後、動乱編を経て二人の逢瀬が万斉の知れるところとなります。
その話も何時か書きたい、です。
ネタと妄想だけは常に脳内にストックされてますが、そのネタを文章でキーボードを打つ気力が…なかなかどおして。
絵でペンタブを持つのももっと難儀かと。

その前に、文章表現力が欲しいです(致命的)。
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| 銀魂(文) | 21:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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