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やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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携帯の着信履歴はこまめにチェックしよう。


もう幾つ寝ると、クリスマス。

いや寧ろ、年越しへのカウントダウン?。

年末進行の恐ろしさよ…orz。

忙しい時ほど脳内の腐り具合は進行します。かもすぞー(byもやしもん)。

ダメなオトナでスミマセン。
勤務中にこんな事考えてました。
つかネタ1本脳内執筆してました。

ストックが溜まる一方です、脳内原稿用紙。
オンで上げるのが一番体力消耗するんですが。
脳内の文章を、直接ネットに入力できる機械は有りませんか?、四次元ポケット。


以下↓似山で万山でいつもの3人です。

某様への贈り物です。



「携帯の着信履歴はこまめにチェックしよう。(似山&万山)」


師走に入ると、用も無いのに気世話になるのが世の常。
乾いた冷たい風が、時折冬の匂いを運んでくる。

商人の町で通りを歩けば、今では世間に浸透した「クリスマス」という言葉をよく耳にする。
渡来の祭りに興味は無いが、妙に浮かれた雰囲気は悪くは無い。道行く人に気に留められる事の少ない今は、仕事もやり易い。

しかし、その仕事も最近はご無沙汰だったが、別段不満は無い今の生活である。

渋めな色合いの着流しに上掛けを羽織り、襟巻きを巻いた首を寒さに竦める。
幅の広い包帯が目を覆い顔の半分を隠している。髪を後ろに流し、少し伸びた白髪を項で一つに結わいている男の右手には、素人目で見ても分かる上質な素材で仕立てられた杖が握られていた。

コツ、コツ。

盲目の紳士が杖を鳴らしながら歩くと、すれ違う人の気配が自身の前から避けてゆく。

「この姿で歩くのも、存外悪くないねぇ」

男は独り言を言うと微笑んだ。


川沿いにある通りには幾つもの店が並んでいた。男はそのうちの一軒、古い茶屋の前で立ち止まると店の中の気配を探った。
すると中から少し高めの声で呼びかけられた。
「いらしゃいませ~。あ、似蔵さん?」
「久し振りだねぇ。仕事を変えたのかい?坊や」
「ちっ、違いますよ!。コレはその…」
口篭る相手が何を言おうとしているのか、分かった上で似蔵はその店の中に入った。
如何にも町娘の姿に前掛けをしたその店の給仕係の娘、それは山崎だった。
「珍しいですね、こんな所で会うなんて」
「散歩さね。いつも家に閉じ篭ってちゃぁ、身体が鈍っちまうからねぇ」
「そうですね。今日は暖かいですし散歩日和ですよ。あ、何か頼みますか?」
「お茶と、団子を一つ頼もうかね」
「ハイ!。少々お待ちくださいね」
似蔵を店の席に案内すると、山崎は慣れた調子で注文をとると店の奥に入って行った。

その姿は気立ての良さそうな可愛い生娘そのもの。
しかし似蔵の目にその姿は映らない。
幸か不幸か、山崎の女装姿を見ることの出来ない似蔵だった。
「之はまぁ…。河上が来なくて正解だったねぇ…」
姿は見えなくとも、様子を感じることの出来る彼の感覚には山崎の容姿がありありと想像できていた。
そして、此処にもう一人の男がやって来た時の惨状を想像して、思わずげんなりと肩を落とした。
山崎に対して並々ならぬ執着を持つ万斉が、この姿を見たらきっと営業妨害に成りかねないだろうと。

「お待たせしましたぁ~」
そんな事を考えているうちに、山崎が可愛らしい声と共にお茶と団子を運んできた。
山崎が席に器を置いた時、似蔵はその手を取った。
「あの?、何か?」
「ちょっと、いいかい?」
「オレ…いやアタシ、今仕事中なんですけどぉ~」
「ご無沙汰なんじゃないかい?。彼と」
「え?」
手を握られたまま困った山崎は視線を巡らせると、店の奥に居るこの店の女将と目が有った。
助けを求めるというより、この場は任せて欲しいという懇願を込めて合図をすると、女将は山崎の手を取る客の容姿を見て、何故か納得したように黙認の合図を出した。
ナンパ目当ての若い男なら店から叩き出されるところだが、盲目の紳士が困っているなら手を差し伸べるのが人情というもの。
「この変装も、役に立つんだねぇ」
「何言ってるんですか…」
変装じゃないくせに、とは口に出さず、大きなため息を零すと似蔵に手を握られたまま、山崎はそのまま同じ席に着いた。

彼というのが万斉を指していると言うことは分かっている。
確かに2週間も連絡を取っていない。しかし、元々頻繁に連絡を取っているわけでもない。時々一方的に万斉から連絡があるだけだ。それを今更改めて心配するような事でもないが、似蔵が此処に来たのが偶然ではないという事が、妙に気にかかった。
「アイツ、今何してるんですか?」
「さぁてねぇ。俺とは別に仕事をしてるからねぇ。」
万斉が鬼兵隊で人斬りをする以外、他に何か生業を成している事を山崎は知らない。
ましてやそれが、世に知れる業界人であるなど夢にも思わないだろう。

「たまには、電話の一つもかけておやりよ」
「そんな事…出来ませんよ」
「労いの言葉一つで、報われる想いってものも有るさね。河上はねぇ、坊やが思ってるほど無神経じゃぁないよ」
「・・・・・」
万斉が音信不通というのは大袈裟だが、ここ暫くろくに会話もしていないことは事実だった。普段は鬱陶しいくらいに付き纏う万斉に、悪態をついてあしらう事は日常茶飯事。彼の生業が自身と対極とあるだけに労いの言葉なんてもっての外。
今回も、この潜入捜査の邪魔をされないようにと故意に連絡を絶っていたというのに、それをこんな形で乱されるとは山崎の誤算であった。

似蔵は山崎と万斉の関係を承知の上で、時に干渉し、こうして助言をくれる。
本来なら、彼もまた山崎にとっては敵対する立場というのに、無下に出来ない想いがある。

「何時もの様に、構ってやればいいさ。それが彼の本懐だろうねぇ」
「心底、呆れる変態ですね」
「クククっ。坊やにかかっちゃぁ、アレも只の変態かい」
「そして、そんな変態に絆されちゃった俺は馬鹿ですよ、きっと」
「そうさねぇ。そんなお二人さんにちょっかいかける俺は、さしずめ阿呆ってトコロかい」
クククっと、楽しそうに笑う似蔵に釣られて、山崎も笑顔を見せた。
いざ会わなくなると寂しいと、そんな風に思ってしまうほど万斉の存在が自身の心の中で大きくなっている事を自覚する。

この仕事が終ったら、こちらから連絡くらい取ってみようか。

「今の仕事が片付いたら…。また行ってもイイですか?」
「何時でも、おいで」

話をしている間、ずっと握ったままだった山崎の手を似蔵はそっと離し、一撫でするとその手でお茶の注がれた湯飲みを掴んだ。

この話は、此処で終わり、という合図。

「ああ、そうそう」
「はい?」
既にぬるくなったそれを一口飲むと、似蔵は思いついたように口を開いた。
「そう言えば。此処の隣の飯屋、夜になると居酒屋になるんだったねぇ」
「そうらしいですね。最近繁盛してるらしいですけど、知ってる店なんですか?」

そもそも、山崎がこの茶屋に給仕として潜入捜査をしているのは、この隣にある飯屋に夜な夜な攘夷浪士が集まっているという情報を掴んだ為であった。
直接その飯屋で働くと、店ぐるみでグルだった時に山崎の逃げ場は無い。その為に隣の店で張り込み様子を伺っていたのだ。

「以前、河上と一緒に立ち寄った事があるんでねぇ。…仕事で」
「え?」
ふっと、似蔵の醸し出す気配が人斬りのそれと変わる。口元が、不適に笑みを浮かべていた。
仕事、という件に山崎がハッと反応した。
その様子に気付いた似蔵は、更に確信に迫る言葉を発した。
「つまり、そお言うところだよ」
「やっぱり…、睨んだ通りだ…」
「物騒な連中が多いからねぇ。気を付けるんだよ?」
そう言うと似蔵は山崎に身を寄せると、その耳元に囁いた。
「連中に攫われて、手篭めにされちまうんじゃぁないかと。俺ぁ心配だよぉ」
「なっ!」
下世話な話をさもそれらしい口調で囁かれ、山崎の顔は一瞬で耳元まで真っ赤に高揚した。
「何言ってんですかアンタぁああ!」
「なぁに、河上が常々言ってることさね。同感だねぇ」
「同感しないで下さいよっ。オカシイでしょ!間違ってるでしょ!。寧ろアイツが一番心配しなきゃいけない相手でしょ!」
「あらら。坊やにとって俺ぁ眼中に無いのかい?。男として寂しいねぇ」
「そんな所で張り合わんで下さいよ、あんな変態と」
先程までの深刻なやり取りとは一変して、ふざけたオトナの言葉遊び。不貞腐れながらも照れたように俯く山崎の気配を感じ、似蔵も静かに笑う。
席に運ばれたまま器に乗っていた団子を頬張り、すっかり冷めてしまったお茶と共に喉を通す。
外で食べる甘味も悪くは無いな、と。そして似蔵は席を立った。
お代を山崎に手渡すと、その頭を撫でて店を出た。

「今夜は忙しいんだって?」
「今夜?」
店の前まで見送りに出た山崎に、まるで世間話をするように話しかけた。
「明日の朝までかかるんだろう?。みんな大変だねぇ」
何の話か分からない山崎は、はぁ、と相槌を打つしか出来なかった。それに構わず似蔵は話を続けた。
「上客には、盛大なもてなしをしてやりなよぉ」

今夜、朝まで、上客、もてなし・・・。

似蔵の言葉のパズルを頭の中で組み合わせて、そして驚いた表情に変わる。

「それじゃぁ、うまくやるんだよぉ」
「はい!。有難うございました!」

一見すると、客と店員の会話。

その裏に隠された情報に気付くものは居なかった。

コツ、コツ。
杖を鳴らしながら店を去ってゆく似蔵の後姿を見送ると、山崎は慌てて店の裏口へと走ると、懐から携帯電話を取り出した。

「副長、山崎です。今夜集合を掛けてください。…ええ。念の為夜半から明け方、この界隈に網を張って置いてください。…ハイ、了解。このまま続けます」


師走の夜。

冷たい空気が熱くなるほどの大捕り物は、新選組の活躍で幕を下ろした。



そして数日後、山崎はいつもの隠れ家に居た。

「ズルイでござる!。似蔵殿だけ会いに行くなんて…。何故拙者に一声掛けてくれぬ!」
「だーかーらーっ!。こっちも仕事だったんだって!。お前絶対邪魔するだろ!」
「拙者も見たかったでござる!。山崎殿のメイドす、ゴフっ!」
「メイドじゃねぇええええええっ!。茶店の給仕だぁあああ!」
大袈裟に泣き付く万斉に、山崎の容赦無い拳がお見舞いされる。
痛がるどころか何故か嬉しそうな万斉と、何処か楽しそうな山崎。
そんな二人の様子を、似蔵は閉じた瞼の裏に描き微笑んだ。

「今度は、メールする」
「ほ、本当でござるか?」
「だから…その。時々俺からも、電話する」
「退…」

此処から先を見るのは野暮というもの。
似蔵は若い二人を残し、部屋を後にした。



<おわり>



「冬色の葉っぱ」龍 小飛様からの相互リンク記念のリクエストで「似山でほのぼの冬の一日」でした。
えー…。リクエストの内容を充たしているかどうか不安要素てんこ盛りですが、似蔵さんと山崎のほのぼのな会話を書けたのではないかと。
そして、やっぱり万山を入れてしまいました。万山あっての似山だと思ってる当方捏造設定です。
龍 小飛様へ、気に入って頂ければ幸いです。返品可ですので…(ビクビク)

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| 銀魂(文) | 21:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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