やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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この先の「予定」と「未定」は同意語。

12月です。
皆さんもお忙しい季節になると思われます。

年末のお台場のイベント、あれ何時からでしたっけ?、29日?。30日からしか正月休みが無いんですが。
スペース何日目の何館ですか?。パンフレット買いますあの分厚い奴。

今月は似蔵さん誕生日月間です。

略して「にぞたん祭」です。あと23日しかない…。とは言え、あと23回ネタを書くというのもこの時期では酷な話でして。
まぁ、思いついた時に似山と似万ネタを投下してゆこうかと計画している月間です。

…需要が無い祭りですねスンマセン自給自足。

以下↓似山です。




「「予定」と「未定」は同意語。(万山似)」


その日は、朝から暖かい冬の日だった。
約束したわけではない、休みの日にはこの屋敷に足を運ぶ。
そんな習慣が、いつの間にか日々の楽しみになっていた。

そして今日も、この屋敷の住人と時間を過ごす。
他愛も無い世間話から、薦めたミントンにも付き合ってもらったりもした。


午後の傾き始めた日差しが、座敷の奥まで差し込む。

畳の匂いが、風に流される。それに合わせて、冷やりと風が身体を冷やし始める。
山崎の座る膝の上には、眠る男が頭を預けていた。
0039.jpg
時折、悪戯に腕を腰に絡める男。
それを振り払う事もせず、山崎はだまって膝を貸す。
包帯で覆われた目を気遣いながら、眠る男。

静かなこの時間が、何故か居心地がよい。
日常の喧騒から離れ、そこは二人だけの空間。

お互い名も素性も知らないまま、この逢瀬は続いている。
思えば不思議な関係だ。
年も自身とは大分離れている、それも同じ男に、ここまで気を許している。
盲目の男は、容姿で相手を評価しない。
常日頃、周りからは地味な見た目だけで自身を決め付けられることが多い山崎にとって、今現在の「存在の気配」だけで評価されることが嬉しかった。
身の上を知らないからこそ、仕事で上手くいったと言えば純粋に褒めてくれた。
それが、嬉しかったから。

もしかしたら。
何も知らないからこそ、この関係が続いているのかもしれない。
だから、名乗れなかった。
お互いを知れば、其処で終ってしまうと。そんな漠然とした予感。
それも監察としての推理力か、山崎はこの関係を断ち切ることに戸惑いが有った。

今はまだ、この穏やかな空間を失いたくなかった。

「その時が来たら、俺から名乗りますね…」
眠る男に向かって、囁きかける。
「…そう、かい。坊やの、好きにすればいいさね…」
男は、そう答えた。

やはり、この人は只者じゃないなぁと、山崎は苦笑いを見せた。





そして、その後。
季節が巡り、また同じ季節を迎えた。

「そう言えば、そんな事もあったねぇ」
「あったねぇ…って、そんな他人事みたいにあっさり流さんで下さいよぉ」

休日の昼下がり、通い慣れた屋敷の縁側でお茶を飲みながら談笑する二人。
今も変わらず、二人は逢瀬を楽しんでいた。

只一つ違う事があるとすれば、山崎が男を名前で呼ぶようになったこと。

「まさかねぇ、未だにこうしてお茶を飲めるとは思いませんでしたよ」
「それも、坊やの人徳だろうねぇ」
「そんな事無いですよ!。似蔵さんの人柄に魅かれて会いに来てたんですから」
「そりゃぁ光栄だねぇ」

お互いの素性を知って、離れるどころかますます親密になものに成りつつあった。

それもこれも、もう一人加わった縁側での茶飲み仲間。

「拙者の目を盗んで逢引とは、如何なるつもりか?、山崎殿」
「如何も何も、俺、似蔵さんに会いに来てるんだもん。お前に会う為じゃないもーん」
「ひ、酷いっ!。家主の拙者を差し置いて似蔵殿だけに会おうとはっ。たまには拙者の為だけに会いに来ては下さらぬか?」
山崎の側ににじり寄ってくる、このもう一人の屋敷の住人、河上万斉に出会ったことによって、3人の奇妙な縁側団らんが始まったのだ。

敵同士の立場で出会い、それこそ血濡れの約束を交わされ、現在に至るこの関係を思い出し、山崎は盛大にため息を零した。

「幻滅だよなぁ…。あの人斬り万斉がこんなヘタレた変態ストーカー野郎だったなんて。世に囁かれる鬼兵隊の幹部が聞いて呆れるよこの変態」
「さり気なく変態と2度申したが、拙者はヘタレた変態ではござらん」
「…ストーカーって事は認めるんだ」
「行動を検証すれば、敢えて否定はせぬ」
「しろよ!、そして真っ先にそこんところを悔い改めろよ変態!」
「変態に好かれるぬしも相当変態でござるもん」
「一緒にすんなっ!。俺?俺のせいなの?!お前が変態でストーカーになったのは俺のせいなのかよ!!」
「ぬしとの出会いが、拙者の運命を変えたのでござるよ」
「今、自分カッコイイ事言ったとか思ってんだろ」
「おや、カッコ良く聞こえたでござるか」

延々と、山崎と万斉の会話が弾む。
そんな二人の会話を聞きながら、気配を楽しんでいた似蔵も会話に加わった。
「俺も、カッコイイ事を言ってイイかい?」
「何ですか?」
「坊やに出会ってから、俺の世界が明るくなったよ」
そう言って、閉じたままの瞼を指差しニッコリと笑った。
「え?」
「お?」
今まで言い合いをしていた、山崎と万斉の気配が固まった。
「おや?。外したかい?」
「な、何言ってんですかぁ!もうっ恥かしいっ!」
「ソレは反則でござる…、ぬしにしか言えぬ殺し文句ではないかっ」
真っ赤になって照れる山崎と、真っ赤になって抗議する万斉。
何の事やらと、似蔵が首をかしげると、再び「ずるい!」と二人から声を揃えて抗議される。

こんな日が来るとは、あの時は想像できなかった。
自身の監察としての推理力も、たまには外れてくれるらしい。

それでも、この関係が決して長く続くわけは無いと、コレだけは分かっていた。

終わりが来るのが明日なのか、それとも10年後なのか。
分からないが、その時はお互いの立場の上で対等に向かい合うだろう。

その時まで、今はこの縁側でお茶を飲める関係で居たい。



<おわり>


思いのほか長くなってしまった、縁側団らん万山似。
山崎が徐々にツンデレ化してる…。そして万斉が可哀相なポジションで落ち着く。

次はまた似山かな。万山だったりして。
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| 銀魂(文) | 04:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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