やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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イメチェンは原型を止める程度に。

全国的に寒さが厳しくなってきました。
冬なんですよね…忘れがちですが。

師走なんですよね…忘れたくても忘れられない現実ですが。

似蔵さんの誕生日まであと1週間。

ほそぼそと続けていた連日の「にぞたん祭」。
ラストスパートです。

連作を頑張ってみようかと…。
うん、多分挫折する事請け合い企画です。

誕生日の一日。そんな話を当日まで。
最終日の落ちは似山になるか似万になるか、今のところ未定のまま。
見切り発車でスタートです。

以下↓「誕生日の一日」。




年の瀬も押し迫った師走の23日。

北の地では雪が降り積もる知らせが、連日続いている。
冷たい北風の中を一台の車が走る。

「似蔵殿」
「何だい?」
「…本当に、その装いで出向くつもりでござるか?」
「何か、マズイかい?」
車内で交わされる万斉と似蔵の会話。二人はこれから隊の本部でもある機動戦艦へ向かっていた。
数ヶ月に一度、似蔵の精密検査の日。体内の半分を天人製の機械に置き換えた似蔵の体内は見た目に反して繊細で手間のかかるものだった。
それでも、現在では本来の身体のように自由に動かせるようになり、検査の回数も減っている。それだけ『紅桜』と似蔵の相性が良かったという事だろう。
体調の回復と共に、似蔵の精神面も回復してきた。
しかし…、その性格が。
「別に仕事に出向くわけじゃぁ無いんだ。この着物でも悪くないだろ?」
「半分は仕事のようなものでござるが…」
「クククっ。せっかくアンタが仕立ててくれた着物だ、皆にも見てもらおうじゃないか」
「楽しんでおる…、この状況を自ら考え実践しようとしておる…。ぬしはお茶目でござったか」
「楽しみだねぇ。あの人なんてきっとビックリするんじゃないかねぇ」
そう言う似蔵の装いとは、高級生地で仕立てた着流しだった。どこぞの良家のご隠居と言った風か、一見人の良さそうな盲目の紳士が、世間を震え上がらせた「辻斬り」とはまったく想像できないだろう。
更に、その着物を贈ったのが万斉という事で、その事を知れば隊の面子も驚く事だろう。
「なにも本部に出向くまで『変装』せずともよかろう」
「この格好が、存外気に入ってねぇ。色々と周りを観察するのが楽しいのさ」
「はぁ…。楽しむのは良いがホドホドにして頂きたい」
「アンタにも手伝って貰うよぉ」
「何を!?」
そんな会話をしつつ、車は港にひっそりと停泊一隻の船の元に到着した。

「・・・誰だ、ありゃぁ…」
「…似蔵殿でござるよ、晋助…」
案の定、開口一番で疑問の言葉を発したのは、鬼兵隊総督、高杉晋助だった。
いつもの気だるい感じに女物の着物を纏い、煙筒を携えながら出迎えた高杉に、同じく気だるい口調で答える万斉だった。気だるいというより、気が重い口調でもある。

乗ってきた車から降り、戦艦に乗り込むまでの万斉と似蔵の振る舞いは、まさに「盲人と介添え人」のようだった。
右手に杖、左手を万斉の右腕にしっかり廻し、一歩一歩と足取りを確かめる似蔵。
艦内を歩む二人を、奇妙な目で見る隊員達。一様に「あれ誰?」と頭上に?マークが浮かんで見えるようだった。
その様子が分かるのか、似蔵の口元は穏やかに歪みっぱなしだった。今に声を出して笑い出しそうな勢い。
反対に、その隣の万斉は終始げんなりと項垂れていた。

「なんなんスか、アレ?」
「イメージチェンジですかねぇ」
「にしたって、アレ本当に似蔵っスか?。まさか万斉先輩が替え玉連れてきたって事は無いっスよね」
「似蔵さんの替え玉って…何に使うんですか…」
そんな会話を、機械設備が並ぶ物々しい技術室の隅で並んで話す武市とまた子。
そんな疑問も浮かんでくるのも無理は無い、以前の似蔵のイメージからかけ離れた姿。1260976452732793.png
淡々と検査を受ける姿は、病室で診察を受けるそれと同じで静かなものだった。
その姿が何故か、以前の恐ろしい姿を知っている者達は、また別の意味で恐ろしいのか声をかけるのを躊躇っていた。
「今日の此処は静かだねぇ」
「しゃ、喋ったっス!?」
「おや?、お嬢さん。久し振りだねぇ。相変わらず元気そうだ」
「また子はいつでも元気っスよ!」
「そりゃぁ良い事だ。でも元気が良すぎて、あの人の前で粗相をするんじゃぁないよ?」
「よっ、余計なお世話っス!!」

いつもの騒がし二人の会話に「ああ、やっぱり本物だった」と何故か安堵感が漂う部屋だった。

「…何考えてんだ、ありゃぁ…」
「こっちが知りたいでござるよ…」

12月23日。長い一日の始まりだった。


似蔵さん療養生活編での誕生日の一日。
鬼兵隊サイドの話、頑張ります。特に高杉のキャラ…。壊さぬ程度に崩すのが難しいよこの人。



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| 銀魂(文) | 12:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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