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やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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イメチェンは原型を止める程度に。第2話

タイトルが思いつかないので、このまま連作っぽく続けようかと。

…この段階で、既に挫折感がひしひしと。

寒さって、創作意欲と体力を削ぐものだったんですね…。
そして睡眠時間が減らせない肉体労働です…。

今朝の地震はマジで焦った。

 

 

以下↓「にぞたん祭」第2話。


 





「イメチェンは原型を止める程度に。」第2話
 

鬼兵隊本部の機動戦艦。
その名前と活動は物騒で有名だが、日常はいたって静かなものだった。

その静かな艦内が、この日は一人の男の存在感によって静かながらにザワついている。
ザワ…ザワ…。
小声で囁かれる会話を聴き拾いながら、似蔵は口元は歪んでいた。

「面白いねぇ。ちょっと見た目が変わっただけで、この動揺ぶり」
「ぬし…役者に向いておるな…」
「そうかい?。大衆の前に出せる面じゃぁないがねぇ」
「もう、よかろう。拙者は介添え役が疲れてきたでござる」
「もう少し、いいじゃぁないか。せっかくなんだし、ねぇ」
「何が、せっかくでござるか」
腕を組んで歩く二人。万斉の腕をさらに強く組んで寄り添うと、似蔵は面白そうに笑っている。その反対に万斉は大きなため息を一つ零した。
似蔵は、周りの皆が自身の思惑通りに驚いている様子に上機嫌だった。

以前ならそんな事を考える精神状態ではなかったが、怪我の回復と共に以前の性格に落ち着きつつある。
『紅桜』に肉体だけではなく意識まで喰われる状態は、その後の調査によって改善された。


検査を終え、艦内を歩く二人はすれ違う人々を観察しつつ戦艦の甲板に出た。
開放感が、潮風と共に二人を包む。


「よぉ。終ったか」
「晋助?」
甲板の先端には高杉が立っていた。海風に緩くなびく髪の隙間から顔の左側の包帯が見える。
悠長にタバコの煙を吐き、船の手摺に寄りかかりながら高杉が二人に声をかけた。
「いつまで茶番をやってんだぁ?、おめぇら」
「茶番とは心外だねぇ。アンタの為に演じてるんだよ?」
「そりゃぁ殊勝なこった。その割にはテメェだけが楽しんでるみてぇだがなぁ」
「そりゃぁ、楽しいよ?」
高杉の嫌味とも取れる言葉に、言われた似蔵は何処吹く風と気にした様子はない。それより、思惑通りに高杉の心情に何らかの影響を与える事が出来た事に、内心笑みを浮かべていた。

すっ。

目の前の高杉が動く気配を感じた。隣に居る万斉が僅かに緊張していることが、掴んでいる左腕から伝わる。
沈黙のまま、距離だけが縮まる。気配が圧縮されるような緊張感。

そして、一瞬。

カチッ。
ガッ。

高杉が抜いた刀が似蔵を斬る。
その刀を紙一重の間合いで、似蔵の杖が防いだ。

ギギギギ。

刃と杖が鬩ぎ合う音を、真近で見守る万斉。
高杉の渾身の一振りを、似蔵は右腕一本で受け止める。左腕は相変わらず万斉の右腕を掴んだままで。

見た目を装っても。人斬りの業は隠せない。


「ちっ、やっぱり本物だったか」
「おや?、偽者だと思ってたのかい」

そして、お互いに腕を下ろした。その様子を見て、隣に居た万斉は胸を撫で下ろす。
高杉は刀を鞘に収めると、また同じように船の手摺へと身を預け、気だるそうに話し出した。
「似蔵、そのナリが俺のためってぇのは、どお言う事だ?」
「おや?、突っ込み所はソコかい?俺ぁてっきり河上との『同棲生活』の事を聴かれると思っていたよ」
「なっ?!、似蔵殿ぉおおおお?!。何時拙者が同棲と申したかっ?!」
先程から要らぬ緊張感に胃が痛みそうな万斉は、突然話題に名前を出され慌てて抗議した。
何故か、少し照れたように「同棲」と言う似蔵。それも茶番か、はたまた本心か。
「違ったかい?。それとも『囲われている』と言うんだっけ?」
「何処でそんな下世話な言葉を覚えたのでござるかぁああああ?!」
「あのねぇ…そんなに驚かなくたって。俺だって、ソレくらいの言葉は知ってるよ?。」
「知っているのは結構。しかし使い所が間違っているのでござるよ!似蔵殿はっ!」
「でもねぇ、何時ぞやの晩は、夜伽の相手も…」
「待てぇええええいっ!。語弊がありまくりでござる!。誤解を招く発言でござる!。晋助!今の似蔵殿の発言は断じて真実ではござらぬ!」
不意の下世話な発言に、万斉はその訂正に精一杯だったが、もう一人第三者がいることを思い出し慌てて高杉に対して断りを入れた。
しかし、その高杉は再び煙管に新しい火をつけると、煙と共に軽く流した。
「………、ふーん」
「疑っておる…色んな意味で疑いの眼差しを向けられているでござる…」
「別に、疑われて疚しい事でもないけどねぇ」
「ぬ し は も う 黙 っ て お れ 」
「ハイハイ」
「クククっ」
「晋助?」
二人の一連のやり取りにオチが付いた事を見計らって、高杉が肩を震わせて笑い出した。

その笑う声の中に、万斉の耳が聴いた音。
高杉の旋律。

「あ…」

今まで聴いた事の無い音が、聞こえた。
純粋に、今の会話を聞いて楽しんでいた。笑いのセンス。

「あの人も、アンタと同じ。そおいうことさね」
「似蔵殿?」
似蔵は高杉の笑い声を聴き、満足そうに微笑んでいた。

冷たい海風が温まるような、三人の気配が其処にはあった。


第3話に続く…。正念場は此処から…orz。



 

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