やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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イメチェンは原型を止める程度に。第3話

昨晩は某所で万山語りのチャットに参加してきました。
お相手して下さった方々、有難うございました。
どさくさに紛れて告白してきました!大好きです!。

自分も、仕事がなければ最初から最後まで参加できたものを…。

そして、万山に み な ぎ っ て き た 。 

そうか…万斉はもっと変態でイイんだ。
天人から小道具(薬とか生物とか)を仕入れて山崎を攻めてイイんだ…。
そんで、あのヘッドフォンに喘ぎ声をMP3で聴いてるんだ…。

そんな変態万山に萌え。


でも、萌えた勢いが似万に行きそうな予感、ですハイ。


以下↓「にぞたん祭」3話目。

完結する気がしなくなってきた…。




「イメチェンは原型を止める程度に。」第3話


「この着物と杖はね、河上が用意してくれたんだよ」
似蔵はずっと掴んでいた万斉の腕を放し、ふらりと離れると、高杉と同じように甲板の手摺に近づいた。
見えない視線を、風向きを頼りに巡らせ、遠い水平線の方へを向ける。

その水平線の先にあるものを、似蔵は知らない。

「この生活も、なかなか悪かぁないね。時間はたっぷりあるし、話し相手もいる。今までにない時間だったよ」
高杉と万斉は、黙って聴いている。先を促されていると解釈した似蔵は、そのまま独り言のように話し出した。

「俺みたいな者には、生きるには難しい時世だったからねぇ。見えないことを悟られないように振舞ってきた。それがどおだい?、こんな形をしただけで、周りの態度はコロッと変わっちまう。聞けば身を保障してくれる法まであるそうじゃないか。知らないうちに、時世は変わっちまったって知ったよ」
似蔵の記憶と時代は、視力を失った時から止まっていたのだろう。
ただ生の本能のままに、弱肉強食の時代を生き抜くしかなかった。
闇の中で光を求め。その先に更に何を求めたかったのか。

さ迷い飛び続ける蛾が、漸く辿り着いた光は、無情にもその身を焼き尽くされ、堕ちた。

「俺は、何を斬っていたんだろうねぇ」
「はん、今更だろうよ。人斬りが何言ってやがる」
自嘲気味に話す似蔵に、高杉は事も無げに素っ気無く答えた。
「アンタにかかれば、鼻で笑われる程度の話だがね。俺はそんな事さえ知りもしなかったよ」
生きるために斬っていたのか、斬りたいから生きていたのか。
曖昧な刃は悪戯に敵を増やし、更に斬り続けた。
このまま独りで生きてゆくなら、堕ちた蛾のままで良かったのだろう。
しかし、見つけた光は闇の底に堕ちてまでも、消える事がなかった。

その光が照らし出したのは、自分自身ではなく、闇の中にある様々なものだった。

「闇は無じゃぁない。色んな業が犇めき合っている所さ。それに、気付いたよ」
「ったりめーだ。世の中に完全な無なんて、何処にもありゃしねーよ。人の世がある以上、何処だって業の溜まり場。テメェが追い縋った光だってなぁ、そんな高尚なもんじゃねぇ、醜い業が鬩ぎあって火花散らしてるだけさ」
「そんな火花にだって、蛾は魅かれちまうもんさ。アンタの火花は事の外派手だったってことさね」
「ほぉ、そうかい。なら、もういっぺん焼いてやろうか?」
「どうせ焼くなら、妬いて欲しいねぇ」
「…言うようになったじゃねぇか、似蔵のくせに」
「そりゃどーも」
高杉と似蔵のやり取りを、万斉は一歩離れた位置で静かに聴いていた。
今の二人から、高ぶる旋律は聞こえない。単調な音が静かに流れる。
まるでこの海風のように。
以前の二人の間に、こんな音は流れなかった。
常に緊張した、張り詰めた音。

ふぅ~、と。
長く吐いた煙が、風に乗って似蔵の鼻にも届く。
スン、鼻を鳴らす。
「漸く、俺たちの為に働く気になったか、似蔵」
「その為の、この変装だよ。どうだい?、俺には見えないんだけどね、とても人斬りには見えないだろう?」
「ああ。何処ぞのご隠居さまだなぁ」
「あらら、ご隠居は酷いねぇ。俺ぁはまだまだ現役だよぉ」
高杉の褒めているのか貶しているのか分からない答えにも、似蔵は嬉しそうだった。
「刀を差していないだけで、あちらさんは油断するよ。その上この形じゃぁ、斬られるなんて思いもしないだろうさ。下手に殺陣るよりその方が仕事が速く済む」
「人斬りが嗜好変えかぁ?」
「この杖も、丁度いい道具だよ。アンタも聞いたことがあるだろ?。人の骨が砕ける音。なかなか小気味良い音がするねぇ。それに返り血を浴びる事もないからねぇ、時間を選んで仕事をする必要もない」
盲目の似蔵には、己の姿を確かめる術はない。人目の少ない夜を主な活動時間にしているのは、返り血を浴びた姿を見られずにすむ為だった。しかし、標的が必ず夜に現れるとは限らない。制約される行動では、この先仕事をするのも不都合が出るだろう。その為に「変装」を思いついたのは万斉だった。

手に持つ杖をクルリと廻し、コツンと甲板を鳴らす。
そして、杖を右手から左手に持ち替えると、その右手はみるみるうちに変形していった。
人の形状から鋭い大太刀へと。刃は薄紅色に輝いていた。
「コイツは伝家の宝刀。そこいらの雑魚相手に、安売りなんざしたくないよ」
「ソイツに適う相手ってぇのは、おいそれと落ちてるもんじゃねぇぜ?。錆びちまわない様に気を付けるこった」
「錆びないように、研いでくれないかい?。アンタの牙で」
似蔵は微笑むと、高杉の顔に紅桜の切っ先を向ける。
「ほぉ。俺とやり合おうってぇのか?」
「道具の管理も、持ち主の役目さね」

二人のやり取りを、万斉は変わらず見守るだけだった。



ガッキーーーッ。
カッ。
キィーーーン。

刃のぶつかる音が甲板に響く。

高杉と似蔵の殺陣は、いつしか大勢の観衆の中で続いていた。
騒ぎに気付いた隊員と、武市とまた子まで駆けつけてきたのだ。
「何やってんスか!」
「おやまぁ、元気ですねぇお二方」
「何暢気な事言ってるッスか先輩!。似蔵の奴!晋助様に刃向かうなんて、やっぱりアイツ信用できないっス」
「まあ待たれよ。アレはただの戯れでござる」
「アレがぁ?!。ガチで殺り合ってるじゃないっスか」
「侍とは、刀と刀を交えて友情を語り合うものです」
「強敵と書いて『友』と読むのでござるよ」
「先輩たち、ジャンプの読み過ぎっス…」


ガッキーーーッ。
カッ。
キィーーーン。


動の高杉。
静の似蔵。

二人の殺陣は正にそんな風に正反対だった。

「刀ぁ錆びてない様だがな!。テメェの身体の方がガタついてんぞぉ!」
「アンタこそ!。怪我人相手だからって、手加減してるんじゃぁないよ!。そんな情け、何処で拾ったんだい?」
「テメーに言われたかァねぇよ!。野良猫拾って縁側で茶ぁしばいてるテメーによぉ」
「あーらら、知ってたのかい」
殺陣の合間にチラリと気配を探る。万斉の居る位置に顔を向けると、それに気付いた万斉は肩をすくめる。
「お喋りな男だねぇ」

その隙を、高杉は見逃さない。

ザッ。

間合いを探る余裕もなく、似蔵の懐に入る高杉。抜かれる刀が似蔵の身体を切り裂く。
その直前に間一髪で紅桜が刃を防ぐ。

衝撃が刀を伝い身体へと。
そしてその身が宙へ浮く。

ドサッ。

甲板に身を打つ。大の字になって倒れる似蔵の元に、刀を携えたままの高杉がゆっくりと近づく。
その様子を、周りの観衆が固唾を呑んで見守っている。

「クククッ」
「ふん」
「クク…ッ。はっ、はは…、ぁはっはっはっはっ!」
「研いでやったぜ、似蔵。後はテメェで管理しな」
「ははははっ。いやぁ~楽しいねぇ。こんな楽しい殺陣は、刀を握ってから初めてだよ。…ありがとうねぇ、…高杉さん」
倒れながら、似蔵は心底嬉しそうに笑うと、感慨深そうに一言礼を述べた。
高杉は似蔵のその言葉を聞き、何も言わずに刀を鞘に収めると、背を剥け船内へと姿を消した。

先程の大立ち回りに、肝を抜かれた観衆たちは只呆然と見ていた。
改めて高杉の偉大さに心奪われた者、強さに魅かれた者。そして、二つの刃の恐ろしさに震えた者。

様々な想いが漂う中、万斉が似蔵の元に歩み寄ってきた。
「気が済んだ様でござるな」
「ああ、済んだよ。アンタも、ありがとうねぇ」
「礼には及ばぬ、その分しっかり働いてくれればよい」
「コレで俺も、漸く此処の一員になれたって訳か。長かったねぇ」
万斉の手を借り似蔵は身を起こした。底へ今度はまた子が血相変えて突撃してきた。
「似蔵ーーー!テメーお仕置きっス!」
「また煩いのが来たねぇ」

パン!パン!。
また子の二丁拳銃が火を噴いた。
「ちょ!、また子殿ぉ?!、拙者まで巻き添えにする気でござるか?!」
「邪魔っス万斉先輩!」
「先輩に向かって邪魔って失礼でござろう。言ってるそばから銃口を向けんで下され」
「元気なお嬢さんだねぇ」
「気安く呼ぶなっス。これからは『また子先輩』って呼ぶっス!」
「おやまぁ、そうかい?、また子先輩。これからも宜しくねぇ」
「今度晋助様に逆らったら只じゃ置かないっスから、肝に銘じておくっスよ似蔵!」
「ハイハイ」

言うだけ言って気が済んだのか、また子も高杉を追って船内に入っていった。
恋する乙女が後を追う姿は、健気なものだ。

「あのイノシシ女なりに、貴方を認めたってことですかねぇ」
「武市殿」
「先輩と言うからには、先輩らしい振る舞いをして欲しいものです」
「まったく、隊唯一の華がアレでは、男子の夢も希望もないでござる」
「俺にとっちゃぁ、可愛いお嬢さんなんだけどねぇ」
「見えないことは幸い、で、ござるなぁ」

似蔵の右腕は、何時の間にか人の形に戻っていた。
その手に再び杖を持ち、隣には来た時と同じ様に万斉が並ぶ。
「どうせなら、最後まで茶番を続けようじゃぁないか」
「付き合うでござるよ」
二人は再び腕を組んだ。

船を下りると、何処からともなく白いものが空から舞い降りた。
北風が運んだのか、雪の結晶。

「今日は師走の何日だい?」
「確か、23日でござる」
「ああ、そうか。そんな時期だったねぇ」
「明日はクリスマスイブでござるよ」
「ククク、アンタには渡来の祭りの方が楽しみのようだね」

今日が何の日か。
そのクリスマスと言うものが過ぎてから教えてみようか。
新たな楽しみを胸に秘め、似蔵は見えない目で空を仰いだ。

寒い季節が、寂しい季節だと思わなくなった。
そんな12月23日。



一応<おわり>

でも「にぞたん祭」ネタはまだ続きます。
何が難しいかって。高杉さん動かし辛い…。イジれねぇ…なんで妄想で命懸け気分になんの?。
「闇と光」論は自分なりの解釈。いくら光の中でも、眩し過ぎて何も見えなくなったらそれは闇の中と同じ。
何も見えないことが何も無い事じゃぁない。
「見ない」と「見えない」は違う、その違いを分かって初めて似蔵は自分の居場所を見つけられるんだと思う。


ギャグの中にさり気なくシリアスな精神論を放り込む、この文章表現をどうにかしたい自分ですハイ。

次は似山か似万で、イチャコラしてる話。
相変わらず萌えが無い作品ばかりですスミマセン。







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| 銀魂(文) | 23:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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