やん★ぶろ~画的ネタ日記~

janneのオタクな妄想と多々買いと玩具ネタ画像ブログ。

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南瓜のいとこ煮の「いとこ」って何?。

冬至です。
寒いです。遂に今朝は愛車のエンジンがかかりませんでした。まじ焦ったー。
放射冷却は甘く見てはいけない罠。

毎朝目覚まし代わりにラジオを聞いて起きます。
二十四節気は日本にとっても大事な季節行事です。
暦を大切にしましょう、こんな異常気象の世の中だかからこそ。


「にぞたん祭」も後一日を残すのみ。
その最後のネタを、未だ考えておりません。どうしましょう。
…明日…残業が無いといいな…。

以下↓似万で冬至ネタ。
似蔵さんは季節行事を大切にする人です。古い人とか言わない。

 





「南瓜のいとこ煮の「いとこ」って何?。(似万)」

一年で一番、昼が短く夜が長くなる日。
しかし、天文学的な観測では必ずしもそうとは言わない。古来からの習慣的なうたい文句。

そんな曖昧な暦でも、四季を重んじるこの習慣は大切なもの。

今朝も冷え込んでいた。
暖冬だと言われながら、其処はやはり冬である。

いつもの様に、日の出と共に屋敷の戸を開ける。部屋の隅々まで真新しい空気と入れ替える。
寒さは厳しいが、それもまたメリハリがあると思えば耐えられるもの。

さて、今日はどうしたものか。
独りの一日が始まる。

食事は独りの時は外で済ませる。そのついでに散歩をしながら道を覚える。
音、匂い、感触。周りの情景を記憶の絵に当て嵌める。
街中の雑踏の中で、人々の声を聞く。聞こえの良い耳は様々な「情報」を拾う。

そして、今日が「冬至」の日であることを聞いた。

「もう、そんな時期かい」

似蔵は立ち止まり、暫し考えると、帰路に着いた。

同じ頃、街のとある場所で万斉も同じ事を思いついていた。
「今日は冬至でござったか」
馴染みの洋菓子店で、かぼちゃ系の菓子が期間限定と銘打って並んでいる。
万斉は家で待っているだろうもう一人の家主の顔をお見出し、暫し考えその中からカボチャのタルトを選んだ。

久し振りのもう一つの我が家。仕事を早めに切り上げる事が出来たのなら、今日の残りの時間はゆっくり過ごそうと、帰路に着く足を速めた。



屋敷に帰れば、いつもは似蔵が出迎えがあるはずが今日は居ないのか、玄関に姿を見せなかった。
「似蔵殿?」
気配は感じる。耳に届く「音」を手繰って屋敷内を歩けば、敷地の南側の庭に似蔵の姿があった。
敷地内には枝振りの良い柚子の木が植えられていた。その木の元で似蔵が見上げて立っている。
匂いで探っているのだろう、たわわに実った柚子を吟味しているようだった。

すると、右腕をかざすとその皮膚から何かが現れた。

ニュルリ。ニュルリ。

手から這い出る様に、何本ものコードが柚子の木の枝を登ってゆく。
生き物の触手のようなそれは、似蔵の右腕に埋め込まれている「紅桜」と似蔵の細胞を繋ぐ生体コード。
意思を持つ動きは柚子を一つ捕まえると、器用にもぎり落とす。
そして落ちてきた柚子を、下に居る似蔵が手に持っているかごの中に受け取る。

その繰り返しを、淡々と続ける似蔵と「紅桜」。

「な…な…何をぉおおおおお?!」
「おや?、居たのかい」
「に、似蔵殿ぉおおおおぉっ?、一体何をしておるのでござるかぁああああっ?!」
万斉の疑問の嘆きを、背を向けたまま受け流す似蔵。
「五月蝿いよ。帰ってきたなら、まず言う事があるだろう?」
「あ、…ただいま、で、ござる」
「おかえり、河上。お勤めご苦労さん」
そして似蔵が万斉の方へ振り返りニコリと笑った。

腕から伸びていたコードを腕の中に納めると、沢山の柚子が入った籠を抱えた似蔵が縁側に立つ万斉の側に近付いてきた。
同時に、独特の柑橘系な匂いが万斉の鼻をくすぐる。

「一体、何をしていたのでござるか?」
「見ての通り、柚子をもいでいたんだよ」
抱えていた籠を縁側に下ろすと、その脇に似蔵も腰を下ろす。籠の中から一つ手に取ると、その実を自身の鼻先に近づけた。
「そうではない、先程の右腕のことでござる」
「ああ、これかい?。なかなか便利だろう」
柚子を持つ手を見せる。一見普通の男性らしい鍛えられた腕だ。その皮膚の下に埋め込まれているものは普通ではないが。
「便利って…、そんな高枝切りバサミ代わりに伝家の宝刀を使うのでござるか…」
「それは刀のことさね。コレは俺の身体の一部、指と一緒だよ。柚子の木は棘が生えているからねぇ、よじ登って取るのは難しいんだよ。その点コイツなら高い枝の先にあるいい実をと取る事が出来る。我ながら便利な腕だねぇ」
「はぁ…。実用的有効活用は大いに結構。しかし人目には気をつける様心がけて下され」
「勿論、人前で使うなんて仕事の時以外はしないよ。…多分ねぇ」
「多分では困るのでござるよ、似蔵殿。自重召されよと申しておる」
「ハイハイ」
呆れたように心配する万斉に対して、楽しそうに笑う似蔵。
手に持っていた柚子を見せ、それを万斉に手渡す。
「良い匂いだろう」
「…そうでござるな」
手渡された実と、似蔵の顔を交互に見た。

隊の船を降り、二人だけでこの隠れ家に住みようになって幾月。
当初はお互いに距離を探りあいながら、自分の事で手一杯だった。
それが徐々に歩み寄り、お互いのしがらみを知り、同じ情けを癒し合い、分かり合ってきた。
似蔵の身体の回復と共に、精神状態が落ち着いたこともあるが、もしかしたら本来の彼の性格だったのかもしれないと、万斉は思うようになった。

人斬りと恐れられ、高杉に見出され破壊の道を突き進み、結果的に己の身を滅ぼしてしまった哀しき蛾。

僅かに動く羽に、今一度飛ぶ力を。

「似蔵殿」
「何だい?」

今一度、飛ぶ力を与えてしまったのは、幸か、不幸か。

「…今日は、冬至でござったな」
「そうだよ。だからコイツが必要なのさ」
「すると今夜は柚子湯でござるか」
「それと、南瓜、だったねぇ。アンタ、「そぼろ煮」と「いとこ煮」どっちが好きだい?」
「いとこ、煮、とは?」
「おや、知らないのかい。あずきの餡をかけるんだよ」
「甘そうでござるな…。それならシンプルに「ほっくり煮」がよいでござる。それに南瓜の菓子なら拙者が用意しておる」
万斉は手に持ったままだったケーキ箱を似蔵の目の前にかざす。箱の中から嗅ぎ慣れない甘い匂いを感じたのか、似蔵が一瞬眉をしかめる。
相変わらず渡来の品物に警戒心を見せる彼に、万斉は苦笑いをした。
今の世を壊そうと志すのなら、今の世にある物も知っておくべきだろうと、万斉は折に触れては目新しいものを教えようとしていた。
「アンタの好みは、俺の好みと大分違うからねぇ」
「美味なものに理屈は要らぬ、似蔵殿と同じでござる」
「は?」
「理屈ではござらぬよ、好いたものとは」
「何の事かねぇ。俺にはさっぱりだよ」

幸か、不幸か。
理屈で推し量れることではない。

「好きでござるよ」
「俺もさね」
「…南瓜の事でござるよ?」
「…分かってるよぉ?」

答えは、何時か必ず訪れる。
それまでは、今を幸と呼ぼう。

「今夜が楽しみだねぇ」
「何を楽しみにしているのでござるか?」
「まあ、色々さね」
「その色々が気になるのでござるよ…」

翌日の朝。
同じ柚子の香りを纏った二人が、鬼兵隊の戦艦に出向くことになるのだか。
その事で皆にからかわれる羽目になる。
指摘されて慌てる万斉に対して、似蔵は余裕で答えた。
「河上の身体はねぇ、柚子よりも良い匂いがするんだよぉ」
「デレながら何を言うておるかーーーーっ!!恥らえぇーーーいっ!」

<おわり>
オマケに、家で寛ぐ万斉と似蔵さん。
万斉の混血容姿はもう少し考え直したい。でもオッドアイは外せない萌え所。
目に見えて分かる異質な存在感は出したい。
0069.jpg
似蔵さんの前では素顔をさらけ出せる万斉。
山崎に素顔を見せられないのは、幼い頃の記憶で共に過ごした時間を思い出させたくないから。
思い出したら、山崎は万斉を斬れなくなる。万斉は山崎の手で逝きたいと実は願っている。
曖昧な感情が、二人の心を縛り付ける。そんな万山。

あれ?、コレ似万のはずだったのに後書きが万山って、やっぱり欲求不満なのか自分。

似蔵さんの誕生日は明日です。

この話の続きが時間軸で12/17~19の鬼兵隊編に繋がります。

あと一日…orz。







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| 銀魂(文) | 21:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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